「これからのクリエイターのためのインターネットの戦い方」を学んできた話。#しおたん勉強会

 

 こんにちは、なかのうさ美(@chaxxxchaxxx)です。

 

 

 1/22(金)に、MTRL KYOTO(マテリアル京都)で開催された #しおたん勉強会 に行ってきました!

さっそくレポートと、感じたことを書きたいと思います。

 

 

 

 

前回、東京の TECH LAB PAAK で行われたイベントレポを読んで、かねてから行きたさが高まっていた「しおたん勉強会」。

 

 

しおたんさんの、人の心を動かす感情的な文章と、その裏にある緻密な計画・あざとい計算(もちろん、良い意味で)のファンだったので、京都で開催すると聞いて駆けつけました。 

 

 「#しおたん勉強会」のハッシュタグで流れてくるタイムラインと、プレゼンスライドの2画面構成のスクリーンでスタートです!

(流れるような美しいタイムラインのまとめはコチラ→

【イベント実況】160122 これからのクリエイターのためのインターネットの戦い方 #しおたん勉強会 - Togetterまとめ

 

 

〜前半戦・インターネットの歴史〜

90年代 テキストサイト・BS時代

文章がうまい人が王様の時代。まだまだニッチな層しかPCを持っていなかったので、マニアックなサイトが主流だった。

 

 

00年代 Flash時代

かっこいいサイトの時代。それまでのウェブは表現が限られていたけれど、AdobeFlashによって、クリエイターが「よりカッコイイ」を追求した。中村勇吾さんのような、デジタルクリエイターが登場し始めた。

(参考)佐藤可士和×中村勇吾対談 - インタビュー : CINRA.NET

 

 

10年代 iPhoneが登場

これまでのクリエイターたちにiOSの壁(フラッシュを表示させない)が生まれた。が、試行錯誤の末、表現方法を模索。

▼パララックスとGIFを使った、スクロールが楽しくなるサイト 

www.soleilnoir.net

  ユーザーが増え、お金儲けができるようになったので、「とにかく使いやすいもの」が求められるように。アートではなく「ユーザビリティ」を意識する流れに変わっていった。この頃からフラットデザイン、モバイルファースト、UI/UXなどと言われ始めた。PCサイズの画面からスマホサイズに移行したことで、工夫が必要になった。

 

  

10年代中盤 コンテンツ is キング

お金を払えば検索エンジン上位になる時代から、「本当に優良なコンテンツなの?」を問われる時代に。白黒つけようというところから、パンダ・アップデート(これって本当に優良コンテンツなの?)、ペンギン・アップデート(これって本当に優良リンクなの?)と呼ばれるGoogleの検索アルゴリズムアップデートが行われた。 

 

コンテンツが重視されるようになってから、従来webで優良な文章を書いてきた人たちが注目されるようになってきた。

 

しかし、ペンギン・パンダアップデートによってズルができなくなっても、罠はひそんでいます。

 

 

コンテンツマーケティングの罠

などにより、PV数で価値が測れなくなってきた。

・・・なんだか難しいワードが並んでいますが、要するに、

 

「PVとれたぞー!」

 ↓

「・・・それって本当に価値あるPV?」

 

「コンテンツを増やせー!」

 ↓

「・・・それって本当に人の為になるコンテンツ?」

 

 

炎上も含まれるから、PV数でコンテンツの善し悪しが判断しがたくなってしまったということです。

 

 

 自分が最高に楽しく泳げる水を探そう!

インターネットは怖くて面倒なところなので、好きじゃないと続かない。だからこそ「やらされる」のではなく「自発的にやる」。リスクの分だけ可能性がある場所である。

 

ある程度自分の活動が認知されてくると、アドバイスや周囲の意見に流されそうになる。「もっとこうした方がいいよ」という有難い意見も、受け取るときは受け取るけど、そこは取捨選択して、まずはじぶんの「好き」を裏切らないことが大事!守るものは守って、「好き」を追求できる場所を探す。じぶんはそもそも何が好きなのか?じぶんの好きにハマる、水が流れる場所を探そう!

 

 また、そこの場所にハマると、そこのトップクリエイターの振る舞いも見えてくるので、そういう人をお手本にするのもありかも。 

 

 

好きなものが二つあるとすごく得 「ブルーパドル戦略」

組み合わせることで新しいコンテンツになり競合が一気に減るので、まずはそこで一番になる。小さな水溜りで一番になってから海に出るという、佐藤ねじさんのブルーパドル戦略。

「面白法人カヤックのデザイナー佐藤ねじが明かすレッドオーシャンで勝ち抜くアイデア発想術」→ http://bita.jp/blog/iijikan_bluepaddle

 

 もし場所がなければ場所を作ろう。もし場所がなくても、そういう認識があるクリエイターだということに自信を持つ。「ない」ってすごい!アイデアさえ良ければ、仲間やお金は付いてくる。当時は関西にアートのメディアがなかったから、しおたんさんはSHAKE ART! を作ったそう。

 

 

関西で活動するにあたって「2拠点生活のふりをせよ」!!

 

 

 

〜後半戦 ソーシャルメディアでバズるには?〜

ここからはスライドなしで、実際に過去にバズった記事を参考に、ブログの書き方や拡散方法をお話ししてくれました。テーマがこまかくなりますが、メディアをやってる人はどれも必見です・・!

 

 自分にコンテンツがない人がバズらせるには?

一番手っ取り早いのはイベントレポート。セミナーに行ったら、公式よりも、早く・面白く、イベントレポートを書く!

 

 

あとは、「優良なまとめをつくって、その中に自分を混ぜる」。

一企業や個人には興味を示さなくても、いいものが集まれば見てくれる!

 

 

 拡散は「発信力のある人にあやかる」

ciotan.com

この記事は、合同説明会でたまたま見かけたコピー「面白法人カヤックの、いちばん面白いコンテンツは、仲間です。」を取り上げたことをきっかけに、当コピーライターさんがインフルエンサーとなり、みるみるうちにシェアされていったとか。

影響力がある人にあやかれると爆発的に広まる。 

 

 

インタビューは「その人がシェアしたくなるように工夫する」

techlabpaak.com

 TECH LAB PAAKのサーバーを落としたと話題だった記事。「プログラミング上達の秘訣は、エンジニアの彼氏」という男女共に気になる内容が2chで明るい炎上となり拡まった。

 

SNSで引きの強いサムネイルにするのもポイント。

(女の子の写真は、最新の画像加工アプリを駆使して盛りまくる!!)

 

 

いわゆる問題提議系は共感を得やすい

hrnabi.com

 2015年一番見られたと言われている超バズ記事(これはしおたんさんの編集ではなく、オススメの記事)。この記事は、義務教育という日本人であるならば誰もが共感できるテーマを持ってきたことで大きな反響を生んだ。

 

その業界の共通のストレスをかく。みんなが思っていることを言語化することで、自分では言えない人が「私も思ってました!」と共感してくれる。

 

 

タイトルには「これ、わたしもいっしょだ!」と思う要素を。

www.haconiwa-mag.com

 インタビューのタイトルは、読者が「これ、自分のこと言ってるんじゃないかな?」って思う文章を持ってくる。

 

その人が有名であれば名前を載せればいいが、有名じゃない場合はその人の肩書きなど、その人の周辺要素でタイトルをつくる。

 

 

 

小技

  • サムネイルにモザイクかけるとPVは伸びる
  • 大手がリンクとして貼りたくなるようなことを書く
  • その記事についてリテラシーが高い島(Facebookグループなど)に拡散する

 

 

 

 まとめ

インターネットの歴史から今すぐ使えるテクニックまで、めちゃくちゃ実り多い2時間でした。

 

印象的だったのは、参加者からの質問に答えるスピード。はやい!しかも的確!!!インターネットを知り尽くしているからなんだろうなあと思いました。話を聞きながら、わたしも学習意欲がふつふつと沸いてきました・・がんばるぞ〜!

 

終了後、個人的に質問した内容にも、とても丁寧に答えていただいたので、またブログに書こうと思います。(狭い市場で刺さるコンテンツとは?というめっちゃ為になる話・・・ありがとうございました!)

 

拙いイベントレポでしたが、読んでくださった方も明日から使える「これからのクリエイターのためのインターネットの戦い方」をお伝えできていれば嬉しいです!

 

 

 

 

 

(参加していた皆様と話す時間がなかったので、良かったら友達になってください!↓)

 

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